地域の中のコミュニティ提案 「小堂見まちづくり委員会」

わたしがここ八ヶ岳西麓の茅野市玉川に移住して、12年が経ちました。
でも実は、今もまだ、旅をしている気分で暮らしています。 (どこかに根付く性分ではないのかもしれません)
この地域には 「入区」 という地方自治の仕組みがあります。 高額な入区金や当番でまわってくる役があります。
それが受け入れられない人もいて、入区率は年々下がり、少子高齢化で、区民の数も減少しているようです。
わたしも抵抗があり、保留にしていたひとりです。 そんな中、(くじ引きで)娘が通う小学校のPTA会長になったことから
当て職でいろんな会に参加することで、地域の人たちと交流がはじまり
おもしろい人や魅力的な人とつながることができました。
輪の中に入れてもらったことで、この機会を好意的に捉えて、移住して5年経ってから入区したという経緯です。

この地域で道ゆく人みんなとあいさつを交わすことができたらいいなという気持ちもあります。
わたしにできることは何だろう? ということで
普段のコミュニティデザインの分野でやっていることを活用して、小堂見区に地域のまちづくりの提案をしてみました。
「互いを尊重して安心なつながりを感じられる場所で、自分たちが暮らすまちを、自分たちのアイデアで創造する」
という言葉とともに、2023年より、特別委員会 「小堂見まちづくり委員会」 がスタートします。






1
スケッチ
sketch
動機や背景を記した提案用のメモ

区民のみなさんにこの提案を伝えるための案内チラシと目印になるマークのアイデアスケッチ

2
プロセス
process
賛同してくれる地区の先輩たちと顔のみえる意思表示をしよう

いろいろ試して、最終的には鉛筆とアクリル絵の具でやわらかい表情に

3
シェア
share
刷り上がったチラシは総会資料とともに綴じて区民のみなさんの元へ


地域の中のコミュニティ提案 小堂見区特別委員会 「小堂見まちづくり委員会」


事務局: 岩下治雄 / 牛山玲子 / 富岡史棋 / 両角智男 (50音順)

目的: 自分たちが暮らすまちを、自分たちのアイデアで創造する
区民参加による継続的なまちづくりとつながりづくり

活動内容: 公民館にて年に4回ほどのまちづくりワークショップを開催 (予定)
各回テーマを設け参加者間同士の対話(というよりおしゃべり)を通してまちづくりのアイデアを集約、共有する

対象: 区民だれでも / ワークショップ開催前に区民に告知
※夏休みなどの長期休暇に小中学生・高校生も参加できるか検討

テーマ(例):
・小堂見のお宝(魅力や地域資源)と困りごと(課題)は?
・子どもたちが参加して:小堂見まつりのアイデア提案
・自分たちが暮らしたいまちづくりのアイデア提案(複数回) など

活動成果: ワークショップのアイデアをまとめて区議会にレポートを提出する



区長はじめ区議会のみなさんとも連携して
いろんな区民のみなさんとおしゃべりして、工夫して、アイデア提案して、行動して
いっしょに笑えればいいですね。


提案先: 茅野市小堂見区
アートディレクション・デザイン: 富岡史棋デザイン室 (無償の活動です)
2023年